「……私たちがもっと注目すべきなのは、あの造物神の目じゃないかしら?」
二年前でも数億円の取引価格だったのに!
今なら、倍以上になるはずよ!!!
皆は先ほどの灰原優歌が造物神の目を金庫に無造作に戻した様子を思い出し、胸がドキドキした。
この女性は鉄の心を持っているの??!
こんな世界的な宝石が、彼女の優しさを受ける価値もないの???
その場にいた女性スタッフたちは、灰原優歌を見ながら、彼女は前世で世界を救ったのではないかと疑い始めた。
それとも人類社会に大きな貢献をしたのかしら??
そうでなければ、どうしてこんなに運が良いの?お嬢様で、三人もの神レベルのイケメン兄がいるなんて!?
この三つの箱の処理が終わると、他の人々も帰っていった。片原茉子と川瀬主任も安美姉さんに連れて行かれた。