「ええ、この子は私の孫娘の灰原優歌です」
柴田おじい様は誇らしげに言った。
灰原優歌は目の前の数人を見て、軽く頷いた。「はじめまして」
メンバーたち:「!!!」
まさに審美眼にぴったりの女の子で、声まで素敵だった!!
「よ、よろしく」
メンバーたちは頷きながら、やっと彼らのリーダーに彼女がいない理由と、なぜみんなが幸せそうなのかを理解した。
こんな可愛い妹がいるのに、彼女なんて必要ない!??
命を削ってでも守りたい!!!
柴田浪は自分のチームメイトたちの食い入るような視線に気付き、すぐに二人の襟首を掴んで後ろに投げ飛ばした。
「今回一番ミスが多かったくせに、よく挨拶なんてできるな?打ち上げ終わったら、二時間特訓だ」
「お前ら二人も、前回どんな大口叩いてた?十分で小島茂を引退に追い込むって?」