彼女はまったくの役立たずだ!
でも、たとえ役立たずでも、東山裕に侮辱されるのは許せない!
海野桜は立ち上がり、見下ろすように彼を見た。「私を見下しているの?」
東山裕は意地悪く口角を上げた。「お前に見上げるところなんてあるのか?」
「いいわ、あなたが私を追い詰めたのよ!」海野桜は冷笑した。「東山裕、必ずあなたに自分の言葉を撤回させてやる!」
東山裕は嘲笑うように笑った。「自分を証明したいのか?何で証明するつもりか、見当もつかないがな」
彼の目には、彼女は何の価値もない、嫌われ者の女でしかなかった!
海野桜は彼にそこまで軽蔑されても、恥ずかしがったり怒ったりはしなかった。
彼女はテーブルの上のデザインコンテストの案内を手に取り、一字一句はっきりと言った。「このデザインコンテスト、私も参加するわ!私にどれだけの価値があるか、証明してみせる!」