第123章 社長と奥様のゴシップ!

社長と奥様が図書室でキスしていた!

これは今年の会社で最もホットな噂に違いない!

社長はいつも寡黙で、まるで氷山のように禁欲的な人だったのに。

みんな彼をとても規律正しい男性だと思っていた。

まさか、こんな恥ずかしいことを密かにしているなんて!

完全に社員たちの心の中のイメージが覆されてしまった。とにかく今日は会社中の人が、この噂話ばかり。

社長と奥様のキスの噂!

林馨もこれらのニュースを見た。

彼女の表情は非常に悪く、心の中はとても辛かった。

彼らはもう離婚するはずじゃなかったの?

どうして...どうして...

このニュースはきっと嘘だわ!

林馨はそう自分を慰めることでしか、心を落ち着かせることができなかった。

一方、東山裕もこれらの噂を知った。

「社長、噂を禁止しましょうか?」山田大川が探るように尋ねた。

東山裕は逆に尋ねた:「何を禁止する?」

「......何でもありません」どうやら、社長は全く禁止する気がないようだ。余計なことを言ってしまった。

東山裕は禁止したくなかった。むしろ全員に知られた方がいい。会社の女性たちが彼に近づこうとするのを防げる!

そして彼も主権を宣言した。他の男が海野桜を見つめることを許さない!

彼のこの考えを人々が知ったら、きっと白い目で見られるだろう。

海野桜は社長夫人なのに、誰が命知らずで見つめたりするものか!

………………

海野桜が車で福岡大学に着くと、学校の門の前で待っている橋本友香が見えた。

「桜ちゃん、ここよ!」橋本友香は彼女を見つけると、嬉しそうに手を振った。

海野桜は車を停めて降りると、橋本友香を見て同じく嬉しそうだった。

「友香ちゃん、どのくらい待ってた?長く待ったんじゃない?」

「ううん、今来たところよ。桜ちゃん、どうしてそんな服装なの?」橋本友香は不思議そうに尋ねた。

海野桜はビジネススーツを着ていた。

上はレース付きの白いブラウス、下は黒いタイトなサロペットスカート。ビジネスライクでありながら堅苦しくなく、独特の制服の魅力があった。

お団子ヘアにしているため、さらに青春の雰囲気が加わっていた。

清純さと妖艶さを兼ね備えている!

重要なのは、彼女がもともと美人だということ!

学校の門を行き来する男子学生たちは、海野桜から目が離せないようだった。