第191章 1分のカウントダウン開始

海野桜は少し驚いた。

なぜ東山裕の声なの?!

強盗たちも驚いていた。彼らがまだ要求を出していないのに、警察がこんなに協力的で、ヘリコプターとお金を用意してくれたのか?

一人の強盗が確認しに外に出て、すぐに戻ってきた。

「兄貴、本当です。ヘリコプターとお金、全部用意されています!」

強盗の頭目は大笑いした。「ハハハハ、福岡市の警察は本当に分かってるな。俺たちの時間を全く無駄にせず、全部用意してくれたぞ!」

「兄貴、罠じゃないですか?」

強盗の頭目は気にしていなかった。「人質を何人か一緒に連れて行けば、奴らも細工なんかできないさ!」

「兄貴の言う通りです!」

外にいる東山裕は再び厳しく警告した。「覚えておけ、人質を一人も傷つけるな。さもないと、お前たちは誰一人逃げられない!」