第280章 キッチンで料理を作る男

海野桜は彼のキスに酔いしれ、何度も何度も!

東山裕は、どれだけキスしても足りなかった。

深いキスを終えて彼女から離れ、熱い視線で数秒見つめた後、また唇を重ねた!

車が目的地に着いた時、やっと彼は名残惜しそうに彼女から離れた。

顔を赤らめた海野桜は、彼が浜田家の屋敷ではなく、以前二人が結婚して住んでいた場所に連れてきたことに気づいた。

海野桜は不思議そうに尋ねた:「どうしてここに?」

東山裕は微笑んで:「今夜は僕と一緒にいて欲しい、帰したくないんだ。」

海野桜の顔がまた赤くなり、「でも、おじいちゃんのところは……」

「おじいちゃんは君が無事だと分かってる、今夜だけだから!」

海野桜は彼の切望を見て取り、心臓が激しく鼓動した。でも今は、彼女も彼と一緒にいたかった。

何をしてもいい……