彼は東山裕、欲しいものは何でも手に入る。たかが一人の女に過ぎない。
彼が望むなら、なぜいけないのか?
もう自分を抑えたくない。欲しいなら、手に入れる!
彼女の気持ちなど、どうでもいい……
もはや理性を失った東山裕は手を緩めるどころか、さらに激しく。
彼は海野桜の服を引き裂き、ズボンを脱がせ、容赦なく彼女の体を蹂躙しようとした。
そうすることでしか、彼の苦しく虚ろな心を癒せない。
でも、なぜだろう。激しくキスをし、激しく愛撫し、激しく抱きしめているのに、心は依然として虚しいままなのか?
そうだ、まだ彼女を完全に手に入れていない!
東山裕は海野桜の片足を持ち上げ、彼女を完全に我が物にしようとした。
「パン!」突然、海野桜は彼の頬を平手打ちした。
東山裕は一瞬呆然とし、体が硬直した!