第446章 東山裕に異変が

毎朝、東山裕は彼女に電話をかけていた。

しかし今日はなかった……

そして電話をかける時間はとうに過ぎていた。

海野桜は少し落ち込み、少し困惑していた。

東山裕は今日なぜ電話をかけてこなかったのか、忙しすぎて忘れてしまったのだろうか?

海野桜はこの説明しか思いつかなかった。結局のところ、忙しくなければ、彼は必ず彼女に電話をするはずだ!

海野桜は東山裕にメッセージを編集して送った——【起きたよ、今日はここの天気がとても良いわ、昨夜はよく眠れた?あなたが恋しい……】

携帯を置くと、海野桜は洗面所へ向かった。

彼女は知っていた、東山裕が彼女のメッセージを見れば、時間を見つけて返信してくれるだろうと。

海野桜は身支度を整え、朝食を食べるために階下へ降りた。しかし、座ったとたん、張本家政婦が慌てて駆け込んできた。