矢崎粟は目を暗くし、笑いながら言った。「確かに気に入った馬がいます。今から連れてきます。」
そして、矢崎粟は自分のために白馬を選び、小島一馬のために紫色の馬を選んだ。
他のメンバーも慎重に観察した後、それぞれ最も気に入った馬を見つけた。
六人は馬を引いて、馬場の入口へと向かった。
入口では係員が馬を選んだ人と馬の名前を記録し、最後に六人に安全誓約書にサインさせた。
競技中に怪我をした場合、馬場は責任を負わないという内容だった。
全ての手続きが済んだ後、六人は馬に乗り、ゆっくりと弓道場の待機エリアへ向かった。
弓道場の入口付近で、六人は矢崎美緒と矢崎若菜に出会い、二人が新しいチームに加入していることを知った。
六人が通り過ぎる時、その二人はチームメイトと楽しそうに話しており、矢崎粟たちには目もくれなかった。