呪術王は冷笑いを浮かべた。「自業自得だ。この儀式のせいで、私は怪我をし、かかしも一体無駄にした。医療費を賠償してもらわなければならない」
竜田実子は言った。「矢野夫人に請求してください。これは彼女たち二人が引き起こした事件なので、二人で責任を取るべきです」
どうせ彼女はお金を出すつもりはなかった。
呪術王は言った。「矢野夫人が支払うと確信できるのか?それなら、矢崎美緒に先に一部支払わせてはどうだ!」
もし両方とも支払いを拒否したら、彼は損をすることになる。
竜田実子は少し考えてから口を開いた。「矢崎粟の対処が難しかったので、追加料金が必要だと言えばいいでしょう。矢野夫人は裕福ですから、あなたのお金を減らすことはないでしょう」
「わかった!」呪術王は不承不承に言った。「だが、邪気はすでに矢崎美緒の腹に入っている。邪気を追い出す方法は自分で考えろ。それは私の責任ではない」