473 新しいイメージ

店に着くと、スタイリストは矢野朱里の顔立ちと容姿に合わせて新しいイメージを作り上げた。

矢野朱里は満足し、スタイリストに施術を任せた。

ヘアスタイリングに午後一杯かかった。

矢野朱里の髪はフレンチウェーブのパーマをかけ、キャラメルレッドに染め、全体の雰囲気が一変した。

続いて、店のメイクアップアーティストが矢崎粟と矢野朱里の二人にメイクを施した。

このメイクアップアーティストは芸能人専属で、腕前は相当なものだった。

メイクが終わり、矢野朱里は鏡の中の自分を見て、こんなにも美しい自分を信じられなかった。

鏡の中の女性は、上質な白磁のような白い肌で、目元は情感たっぷり、鼻筋が通って、妖艶な赤い唇、息を呑むほどの美しさだった。

矢野朱里は巻き髪をかき上げ、魅惑的な桃花眼にも魅力的な輝きが宿り、さらにグラマラスなボディラインと相まって、一目見ただけで男性の血が騒ぐほどだった。