581 経脈断裂

岡本棉は矢崎粟の方を見て、懇願した。「矢崎大師、今夜もここに留まっていただけますか?もしあなたがいなければ、明日の位牌移動のことが心配で仕方ありません。」

矢崎粟は頷いた。「もちろんです。あと二日ここに留まり、三日目に本堂で法事を行い、最後にみなさんと一緒に帰ります。」

岡本棉はようやく安心した。「それは良かったです。」

矢崎粟がいなければ、本当に不安でたまらないだろう。

その後、運転手が古い家で物を燃やすために残り、他の三人はまずホテルに宿泊した。運転手は物を燃やし終わった後、自分でホテルに向かった。

昼食を急いで済ませた後、岡本棉と林保志は近くの街に専門の位牌移動の法師を探しに行き、大量の供物も購入した。午後になってようやく全てが整った。

翌日の午前九時。

岡本棉は位牌の前に跪き、誠心誠意祈りを捧げ、叩頭礼拝などの儀式を行った後、ようやく専門家に新しい供台と位牌の移動を開始させた。