785 囚人

「こんな銃を開発したのか?」森村邦夫は避けながら、怒りを込めて尋ねた。

矢崎粟はゆっくりと言った。「何か問題でも?森村観主、もう少し持ちこたえてくださいよ。そうでないと、私の見物が満足できませんから。」

森村邦夫は必死に消解弾を避け、狼狽えていた。

以前、彼はこの二つの武器について聞いたことがなかった。まるで玄学師を狙い撃ちにするための武器のようだった。

彼のような大円満境界の玄学師でさえ、このような弾丸で法力を使い果たしてしまう。なんて理不尽なんだ!

森村邦夫は依然として不満げな表情で尋ねた。「この武器はいつ開発したんだ?」

どうして一切の情報が入ってこなかったのか?

この様子では、これらの武器は玄学管理所と関係があるに違いない。

玄学管理所にあれほどのスパイを送り込んでいたのに、一切の情報も得られなかったことに、森村邦夫は激怒し、すぐにでもそのスパイたちを殺してやりたい気分だった。