783 浄化

これらの銃は、玄学師に対抗するために特別に開発されたものだ。

さらに、矢崎粟は森村邦夫が最も軽蔑するものを使って彼を倒し、森村邦夫を悔しがらせることで、心の中の恨みを晴らし、師匠の仇を討とうとしていた。

森村邦夫は首を振り、諦めた表情で言った。「まあいい、お前の師伯として最後の一戦を付き合ってやろう!この連中を殺した後で、お前の相手をしてやる。」

彼は法力で弓を具現化し、銃を持つ者たちを射殺しようと構えた。

相手が発砲したら、弾丸を避けて射手を殺すつもりだった。

彼の放つ矢は、通常の弾丸よりもはるかに速いのだ。

矢崎粟は彼の様子を見て、微笑んだ。

彼女は藤田川の方を向いて言った。「師兄、森村邦夫は玄学管理所の人たちに任せて、私たちは今から邪気の洞窟を浄化しましょう!」

「ああ。」

藤田川は好奇心に満ちた眼差しで、原東たちの持つ銃を一瞥した。

彼は矢崎粟の行動が慎重であることを知っており、これらの銃の威力も気になっていた。

もし今日の戦いが広まれば、玄学界全体が大騒ぎになり、もはや誰も高度な科学技術兵器を軽視できなくなるだろう。

そして、二人は邪気の洞窟の近くまで歩いていった。

邪気の洞窟は二人を感知すると、急速に二人を飲み込もうと迫ってきた。

その時、矢崎粟の二人は空中浮遊の呪術を使って空中に浮かび、邪気の洞窟を見下ろした。

その後、二人は法力を引き出し、呪文を唱えながら邪気の洞窟を浄化し始めた。

小蛇は密かに邪気の洞窟に飛び込み、貪欲に洞窟内の邪気を吸収していた。満足げな表情で、体が徐々に大きくなり、修養も着実に上がっていき、すぐに五級中品に達した。

それは邪気の洞窟の中心で一体の女性の死体を発見した。

この女性の死体は絶え間なく邪気と凶気を放出しており、この邪気の洞窟が育てた幽霊だった。

小蛇は口を開けて、女性の死体を洞窟から咥え出した。

それは女性の死体を地面に投げ出し、矢崎粟に向かって嬉しそうに舌を出し入れし、褒められるのを待っていた。

矢崎粟は霊石を一つ投げ与えた。「すごいわね!」

小蛇は喜びで全身を震わせた。

邪気の洞窟から投げ出された女性の死体は、日光に触れると刺すような焼ける音を発し、まるで日光に焼かれているかのようだった。

しばらくすると、女性の死体は白骨となり、邪気も凶気も完全に消え去った。