860 部族へ向かう

矢崎粟はちょうど時間があり、南西部族に行って呪術師の一族を訪ね、大呪術師の藤村敦史の怪我の回復状態を確認したいと思っていた。

別荘に戻ってから。

矢崎粟が自分の考えを話すと、部屋にいた数人はそれぞれ異なる表情を見せた。

藤田川は落ち着いて言った。「私は東京に長く滞在していたので、もともとあなたの撮影の間に旅をしようと思っていました。今あなたも行くなら、一緒に行きましょう!」

「いいね、二人で一緒に行こう」矢崎粟は頷いて言った。

傍らの小島一馬は少し考えて、「私も行けます。この後は広告の撮影だけなので、なるべく仕事を前倒しにして、一緒に行きましょう!」

この二人は玄学の実力は強いものの。

もし困ったことになっても、現地の政府が全力で救援してくれるとは限らない。

もし彼がいれば、小島家の影響力があるため、誰も見て見ぬふりはできず、それだけでも保証が一つ増える。