第130章 薬漬け(2)

彼女は今や医師となったものの、まだ診察はできないが、時折甘祖父について病気を診て経験を学ぶことがある。しかし、その機会は限られており、見識を広げるには十分ではない。目の前に患者がいれば、心が動かないはずがない。

景雲昭も自分が少し唐突だったことに気づき、急いで付け加えた。「実は、私は少し医術を学んでいます。」

まだ脈を取っていないため、景雲昭は自分に治せると断言することはできなかった。

二枚目の霊玉もほぼ吸収し終えているが、唐子華の病は幼い頃からのもののようで、今の自分の実力ではどうとも言えなかった。

「医術を学んでいたのか?」唐おじいさまはさらに驚いた。先ほどの会話で、この娘が適当なことを言うような人ではないと感じていたが、自分の孫と同じくらいの年齢の子供が医術を学んでいたとは、にわかには信じがたかった。