景雲昭は終始落ち着いていて、その真剣な様子に多くの人々は、この若く見える少女は本当の実力者かもしれないという感覚を抱いた。
部屋の中の医師たちのほとんどは、机の上のものを見分けることができたが、必要な時間は異なっていた。
景雲昭のように素早く正確な人は多くなく、彼らも認めざるを得なかった。景雲昭の医術はまだ分からないものの、彼女には一般人には及ばない目利きと嗅覚があることは確かで、この才能だけでも、医師にならなくても薬材の鑑定師として十分やっていけるだろう。
それに、彼女は徐さんのような人物とも知り合いだ。
徐さんの指導を少しでも受けることができれば、製薬の達人となり、将来は無限の可能性があるだろう。
医術は確かに重要だが、巧みな主婦でも米がなければ炊けないように、薬材こそが根本である。この道理は皆が分かっていた。