第355章 カンニングしたの?

孫顏は呆然と立ち尽くし、その美しい顔には驚きと恐れが浮かんでいた。

この時、彼女だけでなく、他の人々も感慨深げだった。第一ラウンドでは景雲昭が単に記憶力がよく、偶然の結果だったかもしれないが、このラウンドでは紛れもない実力を見せつけたのだ!

前半の薬材はさておき、後半のものはほとんどが珍しく、見分けられる人さえ少ないのに、景雲昭はすべてを見分け、さらにその薬効まで書き出したのだ!

相当な見識がなければ、とても不可能なことだった。

しかも、多くの薬材は互いによく似ており、基礎知識のある年配者でも慎重に見極める必要があるのに、景雲昭のレベルは既に薬剤師級であり、単なる見習いではなかったのだ。

しかし、彼らは知らなかった。その中のいくつかの薬材は、彼女も初めて見るものだったことを。

見分けられたのは霊玉と徐さんのおかげだった。霊玉には様々な薬材についての詳しい解説があり、その味、香り、さらには各時期における形状や効能まで記されていた。もちろん、霊玉は先祖の記憶であり、それを吸収した後はそれらの記憶が一体となり、認識できるのは当然のことだった。

さらに、徐さんと過ごす時には、さりげなく色々なことを教えてくれ、もし覚えていないと、徐おじいさまに一日中叱られることになった。

この時点で景雲昭は孫顏より一つ多く正解し、優位に立っていた。続いて、皆で残りの解答を確認していった。

孫顏は一般的な薬材は見分けられたが、それ以外は難しかったようで、後半の解答は時々一つか二つ正解があるものの、薬名を当てても薬効は書けなかった。しかし、彼女の年齢と経歴を考えれば、これでも十分な成績だった。

しかし景雲昭の解答は全員を驚かせた。

彼女は相変わらず全問正解だったのだ!

その中の珍しく様々な異常な形態の薬材をすべて見分けただけでなく、薬効まで書き出し、一つの間違いもなかったのだ!

中庭は静まり返った。

皆は冷たい風に吹かれ、心が凍りつくような感覚を覚え、景雲昭の静かで冷静な態度を見て、背筋に冷たい戦慄が走るのを感じた。

その場には優れた薬剤師が何人もいたが、十六、七歳でこれほどの驚異的な成績を収めた者は一人もいなかった。それなのに彼女は当然のような態度で、まるでこれらの薬材が簡単なものであるかのような錯覚を皆に与えていた……