第545章 新しい先生

鐘清の悲惨な状況は景雲昭が最初から最後まで自ら計画したものであり、彼女が絶望と苦痛の中で刑務所に入っていくのを見て、景雲昭の心の中の大きな石が下りた。

彼女は人を害することなど望んでいなかったし、女性に対して最も残酷な方法で他人を傷つけることなど望んでいなかった。しかし、鐘清に対しては、厳しい手段を取らざるを得なかった。

あの女は以前の洪雯よりもたちが悪かった。洪雯は悪かったが、堂々と悪事を働いていた。しかし鐘清は、お人好しを装いながら悪事を働き、自ら胡強の手助けをして蘇楚を誘拐しておきながら、まるで被害者のように他人に接していた。

このような人間とは、道理も通じず、話し合いも通じず、まるで世の中の全ての人が彼女に借りがあるかのようだった。

そうであるなら、彼女には運命を恨ませてやればいい!