【ボーナス章】生ける先祖の裁き

生ける先祖の一人が数珠を数えるのを止め、言葉を失ったエミリーから微笑むデイミアンへと視線を移し、その古びた唇を開いた。

「一族に害をなす家族の者は処刑される。しかし、家族に善をなす部外者は、家族の誰もがその重荷を担えない時に限り、一族の長となることができる。

「部外者は、一族を率いる前に、観察され、試され、一族の教えを学ばなければならない。

「部外者は、以前の主の前で傲慢であってはならない。

「部外者は一族の者たちを敬い、私利私欲のために一族を利用してはならない。

「指導者は、一族の利益について嘘をついてはならない。」

先祖の一人が家訓を引用した後、もう一人の生ける先祖が判決を下した。

「エミリーは自分の家族への思いやりを欠き、家族の没落を招き、姉妹から正当な所有物を奪った。

「エミリーはまた、ユー一族が攻撃してきた時に対抗する力を得るため、妹を男に売り渡した。

「エミリーは一族の長になるため、ユー一族の息子を毒殺しようとした。

「エミリーは自分の取り分が欲しかったため、虹輝石について嘘をつき、そのために一族を武器として利用しようとした。」

二人目の生ける先祖の役目は、陰謀や複雑な事柄を解き明かすことだった。その衰えゆく鋭い目は、まるで人の魂を見通すかのようだった。

エミリーは自分の陰謀が全て暴かれ、足の力が抜けた。デイミアンが間接的に同じことを言っていた時は、まだ何とか形勢を逆転できたかもしれなかったが、今や長老たちが関与した以上、もはや何もできない。

最後の、判決を下す者がついに口を開いた。

「エミリーは死に値するが、死刑は与えられない。我らがユーの子らは内輪揉めに明け暮れ、家族を疎かにし、部外者が長になろうとする事態を招いた。

「ユー家の子らは一族を物笑いの種にし、そのために罰せられるべきである。

「エミリーはここにユー家から追放する。五年の間、ユー一族の誰もエミリーに手を触れてはならない。その後、ユーの息子や娘たちの誰かがユーの所有地の近くで彼女を見つけた場合は、殺して首を持ち帰ることができる。

エミリーの支配を支持し、彼女がユーの息子を殺そうとしたことを知りながら加担した者たちについては、その財産と富を没収し、二十年間、家族とともに自省の時を過ごすこととする。