行動で佐藤和音と上杉望に、彼女が承諾したことを伝えた。
座ってから、佐藤和音は尋ねた:「どれをプレイする?」
上杉望:「……」
どのゲームをプレイするかも知らないのに承諾するなんて!
「私たちは『虫族の侵略』をプレイします。このゲームは少し暴力的なので、心の準備をしておいてください。」上杉望は佐藤和音に警告し、考えた後、それでも足りないと思い、「入ったら放置プレイでもいいし、ヘッドホンを外してもいいよ。効果音も結構怖いから。」
特に虫族が近づいてくる時の効果音はリアルで、本当に冗談じゃないんだ!
佐藤和音は何も言わず、直接ゲームを開いて、「登録」ボタンをクリックした。
前回彼女がこのゲームをプレイしたときは、千葉佳津のアカウントを使っていて、自分ではまだこのゲームのアカウントを登録していなかった。
佐藤和音がアカウント登録を始めるのを見て、上杉望の心配はさらに深まった。
和音さんは全くこのゲームをプレイしたことがなく、このゲームの恐ろしさを全く知らない。
もし彼女が怖がってしまったら、佐藤家のおばあさんにどう説明すればいいんだ?
上杉望は急に後悔し始めた。一時の思いつきで、ランクを上げるために菊地秋次の要求を受け入れてしまったことを。
ニックネームを入力する時、佐藤和音は少し躊躇した。
そしてキーボードでランダムにアルファベットを打ち込んだ。
とても適当だった。
隣の上杉望は佐藤和音が確定を押す前に止めた。
「和音さん、やっぱりニックネームを付けた方がいいよ。そうすれば友達追加するときも便利だから。」
佐藤和音は一瞬止まり、上杉望のアドバイスを聞き入れたようだった。
そしてニックネームを変更した:ジェイテン。
うーん……なんて分かりやすい。
そして上杉望は隣の菊地秋次が今ログインしたアカウントのニックネームを見た:ゼットワイエス。
そして自分のニックネームを見た:槍術の達人。
えーと……名前変更カードを買うべきかな?
次はキャラクターモデルの選択で、モデルには様々な種類があり、男性も女性も、おじさんもロリータもいた。
佐藤和音は適当に中年おじさんの姿を選び、確定しようとした。
上杉望は再び彼女を止め、マウスを奪いそうになるほど焦った。