第103章 庭園バーベキュー(2)

「うん」佐藤和音は返事をして、すぐにバーベキューグリルの前に移動し、焼き始めた。

佐藤隼人と上杉望は和音の左右に立っていた。これは二人が先ほど中で相談した結果だった。

何か予期せぬことが起きないように、二人は今日和音についていくことにした。

「何を先に食べたい?」和音は顔を上げて、隼人に尋ねた。

「まずはホタテの春雨焼きかな!」これは彼が先ほど自分で開けたもので、後で和音が春雨とみじん切りにしたニンニクを入れ、味付けを済ませていた。

和音は頷いた。

そして上杉望の方を向いて「何を食べたい?」と聞いた。

上杉望は少し考えて、「まずは羊肉の串を10本お願い!」

先ほど和音が羊肉を切り終えた後、彼が串に刺したものだった。

そして和音は焼き始めた。ホタテの春雨焼き、羊肉の串、エビ焼き、トウモロコシ焼きを同時進行で。