第515章:新規プロジェクトの計画_2

遊園地プロジェクトは、馬場絵里菜が会社を設立してから常に心の中で計画していたプロジェクトだった。市場動向は明らかで、日本人の生活水準が全般的に向上するにつれ、様々な新興エンターテインメント産業が次々と大衆の視野に入ってきていた。

観光業が徐々に発展している今日、遊園地は必ず人気の消費アイテムとなるだろう。特に東京のようなモダンな大都市は、多くの利点を持ち、遊園地建設の最適な場所だった。

さらに馬場絵里菜の知る限り、東京にはまだ成熟したシステムを持つ大規模な遊園地は一つもなく、広場や公園に子供向けの遊具が少しあるだけだった。

後世のようなスリル満点のアトラクションは全くなかった。

あまりにも集中していたため、馬場絵里菜は時間を忘れてしまい、最後の企画を完成させた時には、針が深夜1時を指そうとしていることに気づいた。