第581章：必ず決着をつけます

そんな中、馬場グループがこの隙に乗じて追い上げようとしていた。

市監査局の局長室で、田中局長は自分のやったことに満足げに浸っていた。

鼻歌を歌いながら、デスクトップパソコンの画面を見つめ、エアコンの風に当たりながらお茶を飲み、マインスイーパーに興じていた。

突然の電話のベルに、田中局長は思わず体を震わせ、頭の上のかつらまでずれてしまった。

片手でかつらを押さえながら、もう片手で電話を取った。

「田中仲、市役所の麻生直人だ。今すぐ公印を持って私の執務室に来い！」

田中仲は一瞬呆然として、相手が誰なのか理解できないようだった。

「誰...誰ですか？もう一度お名前を」田中仲は不安げに尋ねた。

「麻生直人だ。もう一度繰り返す必要があるのか？」麻生直人の声は冷たく怒りに満ちており、語気も一段と強くなっていた！

田中仲は鳥肌が立った。麻生直人、麻生次長か？

不吉な予感が胸に広がり、田中仲は額に冷や汗が滲むのを感じながらも、おずおずと尋ねた。「あの...麻生次長、何かご用件でしょうか？」

「来れば分かる。公印を持ってこい。時間は30分だ！」麻生直人はそう言うと、すぐに電話を切った。

執務室では、白川昼がソファに座ってお茶を飲んでおり、かなり不機嫌な様子だった。

今日は十二衛と門主の貴重な集まりの日だったのに、このような事態で急いで処理しに来なければならなかった。

宮原重樹と月島という二人の無表情な男が門主の傍にいる中、自分だけがいないことを考えると、腹立たしかった。

彼は怒っていた。結果は深刻なものになるだろう。

自分が門主の傍にいないと、門主はあの二人と一緒では退屈で仕方ないはずだ。

しかし...

宮原重樹：「3、4、5、6、7、8、9」

山本陽介：「パス」

馬場絵里菜：「上がり、7、8、9、10、J、Q、K！」

月島：「それより大きい、9、10、J、Q、K、A」

馬場絵里菜：「月島さん、数え方間違ってない？私は7枚で、あなたは6枚よ！」

月島：「ああ、じゃあパス」

...