第705章:始業式

九月一日、始業式!

馬場絵里菜は前日、わざわざ北区から足立区の家に戻って泊まった。現在の立ち退き工事がどの段階まで進んでいるのかわからないが、少なくともまだ着工していなかった。

早朝、馬場絵里菜はすでに早起きに慣れていた。今日は武道場に行く必要はないが、それでも彼女は5時きっかりに庭で馬歩(マーブー)の姿勢を取り始めた。

この数日間、心法の修練はますます上達し、その甘い実りを味わうことができた。だから、どんなに苦しくても疲れていても、毎朝の練習を怠ることはなかった。

6時半、洗顔を済ませて制服に着替えた馬場絵里菜は、時間通りに家を出た。

交差点にあるまだ営業している朝食店で朝食を食べ、いつものように公共バスに乗って学校へ向かった。

おそらく今日は始業式のせいで、道路は特に渋滞していた。特に第二中学校の近くでは、道路が駐車場のように詰まっていた。