第744章:バーベキューリレー

歩いて間もなく、1組の生徒たちは青葉湖畔の広大な平坦な空き地に直接連れて行かれた。

果てしなく広がる翠玉色の湖面が波光を放ち、空と一体となっていた。湖面に映る空までもが翠玉色に染まり、群れをなした鳥たちが旋回していた。

スタッフの解説がタイミングよく響いた。「皆さん、ここが日本の六大淡水湖の一つ、青葉湖です。青葉湖の主な支流は青陽川で、湖の全長は93キロメートル、最大幅は41キロメートル、最高水位の深さは11メートルで、北方第一の湖とも呼ばれています。」

先ほどは部屋の窓から眺めただけだったが、今は湖畔に立ち、より広々とした景色が広がっていた。大海のような荒々しい波ではなく、青葉湖は静かで、まるで空の下で緑の薄絹をまとって眠る少女のようだった。

景勝地は非常によく保護されており、広大な湖岸にはゴミ一つ見当たらず、湖面は清らかで透明だった。ただ眺めているだけで心が晴れやかになる気がした。