057:どんな神様の大物、西京の徳川家_8

今やゲーム愛好家たちは挑戦状を突きつけている。

鬼道の第70レベルをクリアできた者には、10万元の賞金が与えられるという。

一橋景吾は目を細めて、「鬼道には第71レベルがないらしい。だから第70レベルは無限ループで、クリアは不可能だと」

山下言野はスマートフォンを取り出し、鬼道を起動した。

スマートフォンの画面を見て、一橋景吾と黒武は目を見開いた。

「リーダー!70レベルをクリアしたんですか?」

「三兄!あなた化け物すぎます!」

山下言野は淡々とした口調で、「私がクリアしたわけじゃない」

「じゃあ誰が?」二人は非常に興味津々だった。

「子供だよ」

子供?

一橋景吾は一瞬呆然とした後、山下言野を見て、「三兄、小林のことですか?」

「ああ」山下言野は軽く頷いた。

しばらくして、山下言野は薄い唇を開いて、「彼女がWかもしれないと思わないか?」