067:高額の帝王緑、余計な詮索はするな!_3

そうね。

彼女はずっと鈴木赤玉に諦めるように説得していた。

でも、彼女自身も諦められていないのではないか?

鈴木赤玉の言う通り、叔母と姪は同じような人間なのだ。

しばらくして、鈴木澪由はため息をつき、続けて言った。「赤玉、叔母さんはあなたの選択を尊重するわ。」

そう言い終わると、鈴木澪由は続けた。「この何年もの間、叔母さんはあなたの付き添いに感謝しているの。あなたはずっと良い子だったし、叔母さんもあなたの気持ちは分かっています。でも叔母さんには自分の娘がいるから、全ての愛をあなたに分けることはできません。でも約束するわ。これから秋水が見つかっても、徳川家にはあなたの居場所が永遠にあるわ。」

その言葉を聞いて、鈴木赤玉は俯いた目に皮肉な色が浮かんだ。

やっぱりそうだ。