071:腸が青くなるほど後悔した_4

たった二日間だけど、源緒雨の顔のニキビが全て消えただけでなく、肌も随分白くなった。

コンコンコン——

そのとき、ドアの外からノックの音が聞こえた。

「誰?」源緒雨は尋ねた。

「私よ」鈴木慧子が答えた。

源緒雨は眉をひそめた。彼女は何しに来たのだろう?

「入って」

ドアは施錠されていなかったので、鈴木慧子は簡単に開けて入ってきた。源緒雨の前まで歩み寄り、「雨子、皇妃物語に問題が出たって知ってる?」

「どんな問題?」源緒雨は顔を上げて聞いた。

鈴木慧子はスマートフォンを源緒雨に渡した。「私のSNSを見て。多くの人が彼らの商品を使った後、顔が腐ったような状態になったって。今、店舗は既に封鎖されたわ。まだ公式発表はないけど、使うのは止めた方がいいと思う。早めに損切りして、彼女たちのようにならないように」