076:約束、衝撃!_2

「綾乃はもちろん可愛いわ!」山下おばあさんは即座に答えた。

白川露依は山下おばあさんが小林綾乃に対してフィルターがかかっていると感じた。

結局のところ、小林綾乃はスキンケア製品を作れるだけでなく、山下おばあさんの命も救った。たとえ小林綾乃がブスだったとしても、山下おばあさんは彼女を天女様だと思うだろう。

言い終わると、山下おばあさんは続けて言った。「私の心の中では、綾乃以外に誰も三男に相応しい人はいないわ!」

ちょうどそのとき、山下言野が傍を通りかかった。

山下おばあさんは彼の方を向いて、「三男、本当に私に取り持ってもらう必要はないの?綾乃は本当に素晴らしい子よ!」

「本当に必要ありません!」山下言野は即座に断った。

山下おばあさんは山下言野を平手打ちしたくなった。「恩知らずな奴!待ちなさい、いつか必ず私に頼みに来るわよ。」