075:目があっても玉を見分けられない!_6

「こんな人!」

「本当に恩知らずね。」

大川お母さんは大川素濃を見つめ、目を細めて言った。「素濃や、私が言うのもなんだけど、桂美の変わりようったら本当にひどいわ。私はあなたの母親なのに、私のことを見下してもいいけど、あなたの顔くらい立ててくれてもいいはずでしょう。でも彼女ったら、私が青葉市に来てこんなに長い間、一度も会いに来なかったのよ!」

大川素濃は頷き、母の言葉に同意した。「二番目の姉さんは確かに変わりましたね。お母さんのことだけでなく、大姉さんのことまで見下すようになってしまって。」

それを聞いて、大川お母さんは目を見開いた。「桂代のことまで見下すの?」

これは大川お母さんが予想していなかったことだった。

田舎から来た年配の女性である自分を見下すだけだと思っていたのに、心を尽くしてきた姉の桂代までも見下すとは。

「そうなんです。」大川素濃は元々小林桂美が好きではなかったので、隠すことはなかった。「お母さんは見ていないでしょうが、大姉さんと話すときの態度といったら、まるで自分が偉い人物であるかのように!鼻持ちならない様子でした。」

この話題になると大川素濃は腹が立った。小林桂美は小林桂代が素直な性格だからこそ、意図的に虐げているのだと感じていた。

彼女は何度も暗に小林桂代に注意を促したが、小林桂代はどうも気づかないようだった。

あるいは。

小林桂代は気づいていても、認めたくないだけなのかもしれない。

結局のところ、小林桂美は彼女の実の妹であり、自分の目の前で育ってきた子供なのだから。

小林桂代は姉であり、母親でもあった。

大川お母さんは眉をひそめて言った。「それにしても、あの子は本当に薄情すぎるわ!あの頃、お義父さんとお義母さんが早くに亡くなって、桂代が苦労して育て上げ、大学まで行かせてあげなかったら、今の彼女はなかったはずよ!」

この事実は他人は知らなくても、村の年配者たちはよく覚えていた。

小林桂代は十三歳から出稼ぎを始め、いつも最高のものを弟妹たちに与え、自分は最低限のもので我慢していた。

「そうですよね!だから二番目の姑さんこそが薄情な人なんです。だから、これからは大姑さんの悪口を言わないでくださいね!」

大川お母さんは頷いた。「分かった分かった。私だってそんなに物分かりの悪い人間じゃないわ!」

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