087:天地が結びつけた二人_6

生死不明!

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一方。

北谷家。

橋本夢は化粧台の前に座り、少し不安そうに鏡を開け、しばらくの間自分の顔を見る勇気が出なかった。

傍らの若い助手が我慢できずに言った。「奥様、目を開けてご覧になってください。今のあなたは本当に綺麗です。」

フェニックスを使い始めてから、橋本夢は確かに自分の肌が少しずつ良くなっているのを感じ、顔のシミも徐々に薄くなっていったが、その速度があまりにも遅かった。

待つ過程があまりにも苦しく、毎日鏡を見て同じ顔に向き合うのが嫌で、部屋の鏡を全て片付けてしまい、毎日の朝晩のスキンケアは私設秘書に手伝ってもらうことにした。

メイクもメイクアップアーティストにお願いした。

そのため、彼女は約一ヶ月間、素顔の自分を見ていなかった。

とても気になった。