段ボールは売れるとはいえ、たいした金額にはならないし、わざわざリサイクルセンターまで持って行かなければならず、不便なだけでなく、ガソリン代も無駄になります。
それを聞いて、小林桂代は笑いながら言いました。「要らないなら、私が持って帰りましょう。」
部屋は180平方メートル以上あり、全面フローリングで、数十キロの段ボールがありました。
内装工事の作業員は頷きました。
さらに驚きました!
お金持ちの世界がますます分からなくなりました。さっきまで猫のために一部屋残すと言っていたのに、今度は段ボールを持って帰るというのです。
この程度の段ボールが一体いくらになるというのでしょう?
大川素濃も非常に驚いて、「お姉さん、段ボールは何に使うんですか?」と尋ねました。
小林桂代は説明しました。「金田おばさんに持って行くの。あの方も大変なのよ。年を取ってもまだ外で頑張っているから。」