105:自己愛に溺れる男を懲らしめる_2

言葉が終わると、小林綾乃はポケットから携帯を取り出し、WeChatを開いて、秋山春樹のアカウントをブロック+削除した。

こういう人間に対しては。

徹底的に縁を切るべきだ。

彼に少しの面子も残してはいけない、さもないと、彼はつけあがるだけだ!

渡辺麗希は小林綾乃に拍手したいくらいだった!

天知る、さっきの一蹴りがどれほどかっこよかったか!

血が沸き立つほどだ。

渡辺麗希は地面に倒れている秋山春樹を見て、「ざまあみろ!誰が綾乃に手を出せと言った?鏡を買うお金がないなら、自分の小便で自分の姿を映してみろよ!綾乃がお前みたいな奴を好きになるわけないだろ?」

彼女は自己陶酔的な人間を見てきたが、ここまで自己陶酔的な人間は見たことがなかった。

大川錦岳を筆頭に、周りの人たちも笑い転げていた。