第73章 勝負は無効だ!

「なんだって?高氷種だと!」

「田中さん、見間違いじゃないでしょうね。早く見せてください」

「すごいぞ、これは興奮するわ。私の心臓が!高氷種の艶陽グリーン、もし傷がなければ、本当に銀両の価値があるぞ」

「ふふ、今回は見どころがありますね。ますます面白くなってきた。二人のどちらが勝つのかな」

「それはわからないよ。この高氷種艶陽グリーンはまだ完全に切り出されていないからね。中がどれくらいの大きさかわからない。小さな欠片だけなら、価値はないよ。だから結果は、田中さんが全部切り出すまでわからないんだ」

当事者たちがまだ何も言わないうちに、周りの人々が議論を始め、とても賑やかに話し合っていた。

鈴木智也は全身がふらつき、後ろにいた二人の手下が支えなければ、恥をかくところだった。