杉本瑠璃は満足げに再び一日中買い物を楽しんだ。本当に痛快だった。もちろん、杉本瑠璃は見せかけで原石も少し買った。すべての原石から翡翠が出てきて、人々に神様扱いされるのを避けるためだ。
三日目の大会は正午で終了し、原石を買える時間も当然三日目の正午までだった。
以前の杉本瑠璃と鈴木智也の勝負で、多くの人々が山本颯真と山田ひろしの大勝負を知ることとなり、大会が終わっても急いで帰らず、皆が残って誰が勝つのか見守ることにした。
山本颯真と山田ひろしの要望に応じて、大会側の原石切りの職人たちも帰らずに、ここに残って原石を切るのを待っていた。
二人とも多くの原石を買っており、勝負をするなら必然的にすべての原石を切る必要があった。
そのため、大量の原石切りの職人が必要だった。