第188章 お風呂を手伝えと言うの?(2)

「だめ、だめ!」

杉本瑠璃は慌てて何度も頭を振り、三島悠羽が体にぴったりとしたスイムパンツを着て水中にいる光景を頭から振り払おうとした。自分を内心で責めながら、いつの間にこんな****になってしまったのかと思った!

「間違えた、取り替えて!」二度目は、杉本瑠璃は無駄話をせずに、三島悠羽の手からぴったりとしたスイムパンツを奪い取り、すぐに部屋を出た。

今度は慎重になり、恥ずかしがって適当に選ぶことはせず、下着の山の中から慎重に一枚を選び出し、しばらく確認してから問題ないと判断して、再び持って入った。

今回、三島悠羽は何も言わなかったが、彼の顔の笑みは変わらなかった。杉本瑠璃は何もなかったかのように、自分を慰めた。

湯温を確かめてから振り返って三島悠羽の服を脱がせようとした時、彼の上着がいつの間にか消えていることに気づいた。彼女は全く気付いていなかった。