第187章 お風呂を手伝えと言うの?(1)

長い間悩んだ末、杉本瑠璃は思い切って決心した。

取るしかない!

顔を赤らめながら、杉本瑠璃は引き出しから見もせずに適当に下着を一枚掴み、ズボンと一緒に持ってきた。

杉本瑠璃が服を選び終えて戻ってくると、三島悠羽がまだその場で動かず、彼女を待っていた。

「お風呂に入るんじゃなかったの?」

杉本瑠璃は服を手に持ったまま、少し驚いて三島悠羽を見つめた。

下着を取るか迷っている間に随分時間がかかってしまい、もう三島悠羽は入浴しているだろうと思っていたのに、戻ってみると彼はまだお風呂に入っていなかった。

三島悠羽は真面目な表情で杉本瑠璃を見つめ、そして言った。「ええ、お風呂に入りたいんですが、杉本先生にお手数をおかけします。」

えっ!

杉本瑠璃は一瞬固まり、頭が一時的にフリーズした。お手数?