第184章 杉本瑠璃の反撃(13)

この傭兵たちは完全に呆然としていた。彼らは以前任務を受けた時、三島悠羽について調査していた。

三島悠羽は三島グループの御曹司に過ぎず、しかも体の不自由な病弱者で、せいぜい見た目が良いだけで、他に特別なところは何もなかった。

なぜ今見ると、まったく違うように見えるのだろうか?

何の取り柄もない不自由者が、ヤマネコやあの謎のエリート部隊のような部下を持っているなんて?

彼らは訓練を受けた傭兵で、一人一人が百戦錬磨で、実際に戦場で敵を倒してきた者たちだ。しかしヤマネコたちと遭遇すると、たちまち総崩れになってしまった。ヤマネコたちと比べると、彼らは幼稚園児のようなものだった。

そう考えると、彼らの三島悠羽を見る目つきには、深い警戒心が宿っていた。

一方、三島悠羽はずっとあの淡々とした表情のままで、ヤマネコが遠回しに残りたいと「お願い」してきた時も、ちらりと一瞥しただけで、さらりと言った。「へぇ?お前が調教した後でも、心配なのか。お前も再教育が必要みたいだな。魅姫さまのところへ行け、半月だ」