第277章 お前らの目を潰してやる!(21)

「まず最初の評価について説明させていただきます。第一回目の評価は、明日にハイキングとキャンプを行うことに決めました。キャンプでの皆さんの振る舞いを見て、最初の採点を行います。このような評価は全部で3回あり、3回の合計点で上位5名がユニバースメディアの練習生となります」

水無瀬元宗は真面目な表情になると、確かに先生らしく見えた。

水無瀬元宗の説明が終わると、1組の生徒たちは少し興奮していた。第一回目の評価がハイキングとキャンプだとは思ってもみなかったのだ。

この年齢の若者にとって、オーディションは人生の重大な出来事ではあるが、オーディションが遊びの中で行われるのなら、それは彼らにとってとても嬉しいことでもあった。

意外なことに、安藤間も彼女のグループを連れてやって来た。杉本瑠璃を一瞥した後、安藤間は水無瀬元宗に向かって「私たちのグループも一緒にさせてください」と言った。