第280章 お前らの目を潰してやる!(24)

話し合いの結果、杉本瑠璃は三島悠羽の言うことを聞いて、二人用のテントを選ぶことにした。

その後、必要になりそうな装備を準備し、杉本瑠璃は大きなトレッキングバッグも買って、すべてが整った。

二人は手早く済ませたものの、帰宅したのは12時過ぎだった。

帰宅後、杉本瑠璃はベッドに倒れ込んで眠りについた。十分な休息を取る必要があったからだ。

夜、三島悠羽は相変わらず杉本瑠璃を抱きしめ、唇の端を上げ、今の満足げな気分を表していた。

翌日、杉本瑠璃は先に学校に到着し、その後専用の大型バスが迎えに来て、斎藤きくこたちと一緒にバスに乗り込み、ハイキングに向かった。

2台の大型バスは、安藤間と水無瀬元宗がそれぞれ引率することになった。幸い同じバスに乗る必要はなく、安藤間と会う時間が少なくて済むため、斎藤きくこの気分は少し良くなった。