第283章 お前らの目を潰してやる!(27)

すぐに、杉本瑠璃と鈴木てんいち、斎藤きくこの三人は、たくさんの乾いた枝と木材を集めてきた。

木材は以前誰かがキャンプに来た時に切り残したものだったようで、かなり助かった。杉本瑠璃は斧を持ってきていなかったので、木を切ることは不可能だった。

鈴木てんいちは火起こしが得意で、すぐに乾いた枝に火をつけ、その上に木材を置いた。

森の中なので、火の扱いには十分な注意が必要で、大きな火を起こすことはできず、小さな火を少しずつ起こすしかなかった。

三人は何度か薪を集めに行き、ようやく一晩分くらいは確保できたので、もう木材を探しに行くのをやめた。

基本的に、彼らが起こした火は杉本瑠璃と斎藤きくこの二人が使うのにちょうど良い程度だった。

紅葉学園の生徒たちも賢い人たちで、杉本瑠璃たちが火を起こすのを見て、テントを設営した後、グループを作って薪を探しに行った。