第292章 お前らの目を潰してやる!(36)

「分かった、すぐに戻ろう」水無瀬元宗は即座に言った。今は人命救助が最優先だ。

そのとき、安藤間がようやくやってきた。青い鳥を見かけて興味を持ち、多くの人がここにいるのを見て安全だと思ったから近寄ってきたのだ。

来たばかりで、水無瀬元宗が戻ると言うのを聞いて、すぐに声を上げた。

「今戻るの?だめよ、私たちはやっと着いたばかりで、みんな3時間以上も歩いて疲れているわ。それに、もう当局に連絡したんでしょう?救助を待つだけでいいじゃない、大した時間のロスにはならないわ」

安藤間は疲れていた。ここに着いたばかりだから、当然休みたかった。

水無瀬元宗は深く息を吸い、そして言った。「あなたが疲れているなら、あなたのグループメンバーとここで休んでいればいい。私たちのグループは負傷者を送り届けに行く」