第296章 お前らの目を潰してやる!(40)

杉本瑠璃を見て、この内装業者はとても熱心で、立て続けに自分のことをアピールした。

しかし、日向あきらが近づいて杉本瑠璃の隣に立つのを見ると、すぐに黙り込み、杉本瑠璃と日向あきらをしばらく観察してから、「お二人は...一緒なんですか?」と尋ねた。

杉本瑠璃はその人を見つめ、「一緒だったらどうですか?一緒じゃなかったらどうなんですか?」と問いかけた。

どうやらこの内装業者は日向あきらを知っているようで、日向あきらが来るのを見ると、態度が先ほどとは違ってきた。

確かに、日向あきらは嘘をついていなかった。本当に内装業者を見つけるのは難しかったのだ。

内装業者は口を尖らせ、イライラした様子で手を振って、「もういいです、他を当たってください。時間がないので」と言った。

杉本瑠璃は興味を持ち、眉を少し上げて、「へぇ?さっきまで時間があったのに、急に時間がなくなったんですか?もし金額の問題なら、上乗せすることもできますよ」と言った。