第309章 威風堂々(13)

杉本瑠璃は微笑んで、何も言わなかった。

すると、鈴木光男は涙を流し、これからはこんなことは絶対にしないと心に誓った。

杉本瑠璃のような人に出会ったら、本当に自分から苦労を招くことになる。

授業はあっという間に終わり、杉本瑠璃はたった一時間で、クラス全員の心を掴んでいた。

多くの学生たちは、すでに杉本瑠璃に好意を示し始め、自ら話しかける生徒も出てきていた。

時には、認められたいなら、自分の実力を見せつけ、相手を心服させることが必要なのだ!

杉本瑠璃は、まさにその典型だった!

おそらく鈴木光男だけが知っていただろう、実際の杉本瑠璃には、彼らの知らないもう一つの顔があることを。

うぅ!

彼は不運すぎる、なぜ彼がそれを見なければならなかったのか?

なんて胸が痛むんだ!

そして杉本瑠璃が授業を終えた後、安藤間の方でまた問題が起きたと聞いた。