第334章 杉本グループ(18)

彼らは合計7人で、小さな個室を予約し、みんなで囲んで座るのにちょうど良い広さで、雰囲気も悪くなかった。

「きくちゃん、君が見つけたこの火鍋店はなかなかいいね、目が利くじゃないか」

鈴木てんいちは周りを見回しながら、お茶を一口飲んで言った。「おや?これは菊花茶か、ははは、きくちゃん、特別に用意してくれたの?意外と美味しいじゃないか!」

斎藤きくこは使っていない箸を鈴木てんいちに向かって投げつけた。鈴木てんいちは身のこなしが軽く、すぐに避けることができた。

「何するんだよ!殺人未遂か?もし不注意で俺の顔に傷がついたら、女子学生たちがどれだけ悲しむことか」

鈴木てんいちの話し方は、いつもこんな調子で、まじめな様子がない。

斎藤きくこは目を回して、「私は民衆のために害を除いているのよ。あなたの性格じゃ、将来どれだけの女性たちを苦しめることか」