第389章 私は道場破りに来ました!(33)

皆の注目は、再び杉本瑠璃に向けられた。今日は三島家の二人の嫁の争いの大勝負だと思われていた。

ただし、一方は年上で、もう一方は年下だった。

誰がより強く、誰がより確固たる地位を築けるのか、それを見守るだけだった。

今日は本来、水瀬玲奈が不利な立場にあった。結局のところ、水瀬玲奈は先ほどまで面目を失っていたのだから。

今回の水瀬玲奈は自信満々のようだった。そうでなければ、杉本瑠璃に立て続けに負けた後でも、また杉本瑠璃に挑もうとはしないはずだ。

杉本瑠璃がどう対応するか、そして水瀬玲奈にどんなプレゼントを用意しているのかを見守るだけだった。

杉本瑠璃も怯むことはなかった。水瀬玲奈がプレゼントが欲しいのなら?ふふ、望みを叶えてあげよう。

杉本瑠璃は前に出て、水瀬玲奈を一瞥した。「これがあなたへのプレゼントです。希望通り...驚きになることを願っています」