017 暴躁な木村坊ちゃま、普通の高3生_2

一ページ分の完璧でクリアな講義ノートと定理、最後の行に——

木村坊ちゃま：【この先生たちは一体何を言っているんだ？】

【IMOの問題でも解いて落ち着こう】

木村坊ちゃまは数日間我慢して完璧なノートを取り続けた後、疑問を投げかけた——

【なぜ私はここで授業を受けなければならないんだ？】

その後のページには、天体の運動に基づいて惑星の密度を分析した問題が何ページにもわたって書かれていた。他の人に見せるために書いたものだろう——

木村坊ちゃま：【なぜこんな簡単な問題を私が説明しなければならないんだ？】

数日間真面目に天体の運動を分析した後、ついに爆発した——

【木村錦は脳をゾンビに食われたのか？】

【明石真治はゾウリムシみたいだ】

【渡辺颯を爆破したい】

【この三人は一体何なんだ？】

【こんな連中を大学が受け入れるなんて信じられない】

……

授業中あまり真面目に聞いていなかったことが分かる。よく気が散って、冷たい目で文句を言っていた。

白川華怜はこれらの文章を読んで笑い死にそうになった。

彼女は携帯を取り出した。誰かが彼のノートに何か書いてあったことを思い出したらしく、1時間前の未読メッセージがあった。

木村先生：【役に立つところを見なさい】

白川華怜は携帯をいじりながら怠そうに返信した：【ゾウリムシとか？】

木村先生：【。。。。。】

白川華怜：【、】

向かい側の木村浩はそのカンマをしばらく見つめた後、アルバムから動画を探し出して送信した。

白川華怜は開いて一目見た。壮観な青い火の輪で、周りを透明な青い炎が取り巻いていた。

彼女の目が輝いた：【これは何？】

木村先生：【衝撃波マッハリング】

白川華怜はこの動画を保存した：【きれい】

木村先生：【機嫌が直った？】

白川華怜：【。】

彼女は机に伏せてしばらくマッハリングを繰り返し見ていた。時戸綾音と中村優香のことはすっかり忘れ、やっと怠そうに顎を支えながら、無造作に彼が真面目に書いた他の分析を書き写し始めた。

後ろで。

大勢が山田に話しかけるよう促していた。

同じクラスの仲間として、彼らは団結していた。新入生は他人の物を盗むような人には見えなかった。

なぜかと聞かれても、美人だからバイアスがかかっているとしか言えない。