ほとんどの人の総得点はこんな感じだった——
例えば2位の木村錦は15789258点
3位の木場富山は9987412点
……
18位の山田文雄は8547127点
……
これは普通のことだ。白川華怜は右下隅にある自分の名前を見た——
12589位.白川博 0点
彼女は12589位で、どのランキングでも最下位だった。
視線を一番上に移す——
1位L.99999999点
白川華怜:「……」
群を抜いている。
隣の月間ランキングポイントを見ると、この一位の点数は人間業とは思えない。
彼女は少し疑問に思った。このシステムの上限は99999999なのではないかと。
このやり方は……
彼女は軽く視線を逸らした。
「どうしたの?」木村浩は明石真治に田中局長を連れて書画を見せに行かせ、白川華怜がスマホを手に持って、何か考え込むように自分を見ているのに気付いた。
彼は近寄り、彼女の背後の椅子に手を置き、身を屈めて彼女のスマホ画面を覗き込んだ。表情は冷ややかだった。