028 私の墓碑銘には一文字の遺憾もない

ほとんどの人の総得点はこんな感じだった——

例えば2位の木村錦は15789258点

3位の木場富山は9987412点

……

18位の山田文雄は8547127点

……

これは普通のことだ。白川華怜は右下隅にある自分の名前を見た——

12589位.白川博 0点

彼女は12589位で、どのランキングでも最下位だった。

視線を一番上に移す——

1位L.99999999点

白川華怜:「……」

群を抜いている。

隣の月間ランキングポイントを見ると、この一位の点数は人間業とは思えない。

彼女は少し疑問に思った。このシステムの上限は99999999なのではないかと。

このやり方は……

彼女は軽く視線を逸らした。

「どうしたの?」木村浩は明石真治に田中局長を連れて書画を見せに行かせ、白川華怜がスマホを手に持って、何か考え込むように自分を見ているのに気付いた。

彼は近寄り、彼女の背後の椅子に手を置き、身を屈めて彼女のスマホ画面を覗き込んだ。表情は冷ややかだった。