068中村修停職、特級会員！_3

「陽城市は中村家のものだ、よくもそんなことが言えたな？」中村修は信じられない様子で事務局長を見つめた。「あいつは馬鹿だぞ、お前はこの立場にいながら、まだそれが分からないのか？」

事務局長は今までこんな大きな失態をしたことがなかった。

主に安藤家の一件があったからだ。彼は全く気にも留めていなかった。「中村先生、彼らが田中さんと知り合いだとは知りませんでした...」

「田中さんと知り合いかどうかは関係ない。私が聞いているのは、なぜそんな発言ができたのかということだ」中村修はこれほど怒ったことがなかった。しばらくして椅子に崩れ落ち、十数歳も年を取ったかのように見えた。「私は半月の職務停止処分を受けた」

事務局長の頭の中が真っ白になった。

「優香に伝えてくれ」中村修は長年、後ろめたいことは何もしていなかったので、調査されることも恐れていなかった。「書道協会には入れないと」